【詳細】
初版帯付 倉阪鬼一郎 サイト sight/site 徳間書店刊

2001年4月30日初版 徳間書店発行 帯付

眼科で右目の手術を受けたことをきっかけに奇妙な幻覚を見るようになり……
目の手術以来、不思議な幻覚を見るようになった作家・辺見啓三。やがてその幻視は、執筆中の長篇「サイト」と奇妙なシンクロニシティを呈するようになっていく。次第に現実世界と狂気世界の判断が出来なくなっていく辺見。プリズムのような赤いものが見える。辺見はその裏側に赴こうとしている。そこに何があるのか、辺見はすでに知っている。だが……。長篇ホラー。

倉阪鬼一郎
1960年1月28日、三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。三重県立上野高校、早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は220冊を超える。

【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。