【詳細】
マックス・カラドスの事件簿 アーネスト・ブラマ シャーロック・ホームズのライヴァルたち 創元推理文庫

1991年9月13日再販 東京創元社発行

不幸な事故から視力を失った探偵、それがマックス・カラドスである。彼はそのハンディキャップを異常なまでの意志力で克服し、むしろ新たな能力に目覚め、不思議な知覚が芽生えた、とまで言い切っている。《ホームズの時代》最後の名探偵と目されるカラドスの活躍を描いた好短編──第一作「ディオニュシオスの銀貨」にはじまり、「マッシンガム荘の幽霊」など八編を収録した。解説=戸川安宣

アーネスト・ブラマ
イギリス出身の作家。イギリスのマンチェスター郊外に生まれ、農場経営に従事。資産家になった父の援助を受けながら執筆活動を開始し、ジェローム・K・ジェロームの秘書を務めたのちに本格的な創作活動に入る。アラビアン・ナイト風の奇譚を集めた連作「カイ・ルンの財布」や盲目の探偵マックス・カラドスの生みの親として知られている。

【状態】
経年劣化により若干の焼けは御座いますが、カバーにスレ、傷少なく、概ね良好です。