1946年生まれ、北欧フィンランドはヘルシンキ出身のジャズ系サックス奏者、エーロコイヴィストイネンの1970年リリースとなるソロ名義リーダー作の2作目。オリジナルLP盤はフィンランドでは有名な書籍の出版社でもあるらしいkustannusosakeyhtio otavaから70年にリリースされていたもので、現在ではユーロピアンジャズ系のコレクターズアイテムとなっている1枚。で、こちらの正規再発CD盤はjazzpuuから見開きデジパック装丁で2006年にリリースされていたもの。音質もオリジナルマスターから制作されているためか素晴らしく優秀で、音の分離感や鮮明度でいったらLP盤とはまた別の魅力があるほど。編成も70年代のフィンランドジャズシーン屈指の演奏者が多く参加しているのも注目ポイント、ヘヴィサイケ系のブルースセクションを経てジャズシーンへ移行して数多くの同時代のジャズコンボで録音を残しているPekka Sarmanto(各種ベース)、ヘイッキサルマントのコンボからユッカトローネンバンドでの録音が知られるEsko Rosnell(ドラムス)、こちらも同じような境遇のジャズギタリストで録音も多いOtto Berger(エレクトリックギター)、フィンランドの70sジャズロック系に屈指の唯一作を残しているThe Winnersへの参加からユッカトローネンランブリンジャズバンドでも録音を残しているMike Koskinen(トランペット)、極めつけはそのユッカトローネン(エレクトリックギター)まで全編参加するなど、その他数名のピアニストを加えて中心は各種サックスを操るエーロコイヴィストイネンによる布陣。謂わばこれだけのメンツを揃えているので内容は既に名盤クラスが簡単に出来上がっちゃうのは当然なわけで、内容としてはモードジャズ手法をメインにした70年代のコンテンポラリージャズフォーマットを基軸に、明らかにユッカトローネンが放っているサイケデリックロック影響下のカッチョイイ荒々しさはタサヴァランプレジデンティ的だったり、エレクトリックピアノとリズムセクションの乗り感がド直球でニュークエリアスを彷彿とさせるジャズロック感覚だったりで、とにかく70年代初期のジャズロック系のイディオムが最良の形で溢れかえっている溜息の出るような内容。EERO KOIVISTOINEN-for children(jazzpuu)
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