基本情報|Release Information
レーベル:Elefante Rosso
品番:ER-002
フォーマット:12" Vinyl
国:Italy
リリース年:2009年3月1日
タグ:Jazz, Afrobeat, Deep House, Italy, 2000s, Live Recording
作品の解読|Decoding the Work
Tommaso Cappellatoによる《The Knight》は、Morphine Recordsの分派とも言えるElefante Rossoレーベルから発表されたセッション型12インチ。B面はFerraraのTorrione Jazz Clubにて録音されたライヴ音源であり、ジャズの即興性を電子音楽の構造に接続する試みとして、アフロビートとソウルの余韻を纏いながら濃密に展開する。
ピアノにGiovanni Guidi、サックスにMichael Blake、ウッドベースはJoe Rehmer、ドラムにはCappellato自身が座し、抑制された熱量と跳躍するリズムが交差するセッションが繰り広げられる。その空気感をほぼ無編集で刻んだB面は、空間録音の「粗さ」すら構成要素として取り込み、リスナーに現場の密度を伝える。
対するA面では、Morphosis名義でも知られるRabih Beainiによるリミックスが収録。ジャズのグルーヴをあえて引き延ばし、深いビートの隙間にノイズとエコーを編み込む解体的構築美を披露。ここにおいてBeainiはプロデューサーであると同時に、録音物の再文脈化者=アーキビストとして振る舞う。
Elefante Rossoというレーベル名が象徴するように、これは単なる音楽作品ではなく、記憶・政治・即興の重なりとしての「赤い象徴」を探る実験でもある。クラブとジャズハウスの交点に生まれたこの盤は、今も変則的に語られ続ける価値を持つ。
状態詳細|Condition Overview
メディア:EX(微細なスレ)
スリーブ:Generic
支払と配送|Payment & Shipping
発送:匿名配送(おてがる配送ゆうパック80サイズ)
支払:Yahoo!かんたん決済(落札後5日以内)
注意事項:中古盤の特性上、微細なスレや経年変化にご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。