宮本常一著、「ふるさとの生活」(講談社学術文庫)です。定価880円(税別。現在は値上がりして900円になっています)。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は、合計1㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です)。 

★内容: 著者は若き日の小学教師の経験を通し、ふるさとに関する知識や理解を深めることが子どもの人間形成にとっていかに大切であるかを生涯にわたって主張した。本書は日本人の生活の歴史を子どもたちに伝えるため、戦中戦後の約10年間、日本各地を歩きながら村の成り立ちや暮らし、古い習俗や子どもを中心とした年中行事等を丹念に掘りおこして、これを詳細にまとめた貴重な記録である。民俗調査のありかたを教示して話題を呼んだ好著。

 ◇ 旅と文章と人生──柳田国男
 ◇1 ほろびた村
    1・開拓失敗の歴史
    2・雪のなかの暮らし
    3・村をほろぼした原因
    4・古代の村のあと
 ◇2 人々の移動
    1・家の姓の分布
    2・命令による移動
    3・山村の人
    4・海村の人
 ◇3 今の村のおこり
    1・古い村と家
    2・村の氏神
    3・寺と墓
    4・村の形とおこり
 ◇4 村のなりたち
    1・開墾
    2・親方子方
    3・村の結束
 ◇5 暮らしのたて方
    1・一人前
    2・共同作業
    3・ユイとブヤク
    4・農家の暮らし
 ◇6 休みの日
    1・休みのうつりかわり
    2・正月
    3・盆
    4・農業と年中行事
 ◇7 ひらけゆく村
    1・交易
    2・衣服のうつりかわり
    3・食物のうつりかわり
    4・住居
    5・村の協力

★著者、宮本常一は1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校(現大阪教育大学)専攻科卒業。 学生時代に柳田國男の研究に関心を示し、その後渋沢敬三に見込まれて本格的に民俗学の研究を行った。生涯に渡って日本各地をフィールドワークし続け、膨大な記録を残した。宮本民俗学は非常に幅が広く、中でも生活用具や技術に関心を寄せ、「民具学」という新たな領域を築いた。1961年文学博士。武蔵野美術大学教授、日本観光文化研究所所長などを歴任。勲三等瑞宝章。主著は『宮本常一著作集』、『私の日本地図』のほか、『忘れられた日本人』、『日本の離島』、『民俗学への旅』、『塩の道』、『民間暦』、『ふるさとの生活』、『庶民の発見』など多数。1981年死去(享年73)。

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