早川書房/1996 初版1刷/324P
カバー:手塚眞
解説:山田登世子

地球には古えから、人類とは別種の知的生命体
が存在してきた。彼らは吸血鬼と呼ばれ、その
歴史は迫害の歴史であった。一族は吸血鬼狩り
の激しい東ヨーロッパを逃れ、やがて東の端の
国の教会の奥深くでひそやかに生きつづける。
だが、22世紀初頭、巨大財閥グループの総帥・
大門ヤスヒロが突然、吸血鬼一掃を目指し、一
大殺戮を開始した。一族の存亡を賭け、吸血鬼
たちがとった最終手段とは…幻惑の未来世界の
吸血鬼物語。

【目次】
エフェメラ
コンビニエンスの霊媒師
トーキョー・シー・デビル
愛撫(なだめ)
時雨(しぐれ)
夜明けの宴(うたげ)



状態:三方に軽いヤケ、カバーにスレ・ヨレ・
   小キズ・くもりなど相応の経年感あり。