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以下お読みいただき、入札をお待ちしています。

【商品の説明】
商品名 : M-60
ブランド・メーカー:Alex Moulton

【商品の状態】
使用状況 : 未使用 / 室内保管

【説明】
世界で唯一、お城で作られる自転車アレックスモールトンが誕生してから60年。世界中に“モールトニア”と呼ばれる愛好者をもつ特別な自転車のスペシャルモデルが、このたび限定販売された。

小径車(車輪が小さな自転車のこと。およそ20インチ以下の大人用自転車を指す)はその押しの強くないカジュアルなルックスから、街乗りやホビーユースと思われがちだが、この英国製アレックスモールトンは、ロードバイクを向こうに回しても互角の戦いを演じられるほどの、本格派スポーツバイクだ。その一方でツイードジャケットやハンチング帽を被りながら熱いエスプレッソをすする傍らにある……というような粋なシチュエーションにも似合ってしまう、不思議な魅力も兼ね備えている。

どんな商品でもそれを買うときには、その製品をとおした向こう側にいる作り手やストーリーが重要になってくる。このバイクはそれが半端ではない。何しろ設計者はかの名車、初代ミニのラバーコーンサスペンションの開発者アレックス・モールトン博士であり、作られているのは彼のお城で、である。開発されたバイクは通常のロードバイクとはまったく異なった作りでありながら、勝利を連発しまくったという逸話付きである。その後、保守的なロードレース界からは姿を消すことになるが、さすが本物を作る人は何を作っても一流ということか。

ホイールを小径にすることで走り出しを軽くし、回転の持続を容易にする。その反面、走破性は弱まるが、前後ともにサスペンションを搭載することでそれを補い、高いグリップ力と振動吸収性をもたせた足回りが特徴。モーターサイクルでは、アスファルトの上を走るモデルでも前後サスペンションは当たり前。しかしロードバイクでは今でもサスペンションを搭載するものは皆無と言っていい。60年前となれば、この特異性は際立っていただろう。それでも博士は己を信じ、開発し続けた。その信念がアレックスモールトンの独自の地位を築き上げたのだ。

モールトン博士は2010年に90歳を迎え、それを記念して特別に製作されたのがこの「Alex Moulton M-60」だ。そしてアレックスモールトンは2012年で60周年という節目を迎えるため、世界限定で発売することになった。販売台数は191台、やけに微妙な数字だが、博士の年齢91歳+100台に由来するという。


(2025年 10月 12日 7時 25分 追加)
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