





GX-500HD(B) パワードスピーカーシステム
ブランド:ONKYO
発売日:2009/04/10
GX-500HDのリフレッシュ品第三段、ラストです。
今回放出するGX-500HDの中でも目玉品になります。
この個体は、通電時間がごく短時間だったと思われます。(おそらく500時間以下)
使用に伴う爆熱トランジスタによる基板の焼けがほとんどなく、内部の電解コンデンサも爆熱部分以外は容量抜けがほとんど見られなかった良品となります。
修理にあたり手を入れた部分も明らかに容量抜けが発生していた高温部の部品交換にとどめ、交換した電解コンデンサもオーディオグレードの部分にはオーディオグレード(85℃品ニチコンFG,FWシリーズ)のものを使用し、放熱対策の部品移設のみを施したほぼオリジナルのままの逸品です。
入手当初、スピーカーリレーの接点不良による不具合が出ていたので、前の持ち主は店舗で長期保管されていたものを購入したところ、リレー接点が劣化していたため最初から音が出たり出なかったりといった不具合が発生してすぐ使わなくなりお蔵入りしていたものと思われます。
左スピーカー天井後部に擦り傷、またシリアルシールに破れがあります。
ほとんどがオリジナルのまま、ということは、通電時間が短いとはいえ、内部に搭載されているオリジナルの電解コンデンサは製造からそれなりに年数が経っており、また85℃品のままとなりますので完全にリフレッシュ交換を施したものよりは耐用年数は落ちると思いますので、できる限りオリジナルの音質が欲しい方向け、と言ったところでしょうか。
左右スピーカーユニットを繋ぐケーブルは付属しませんので落札者様側でご用意ください。
大きな修理・改造点としまして下記があります。
・右スピーカー内吸音材交換
・リレー接点研磨修正
・7815、7915熱伝導グリス塗布
・9.1V、22Vツェナダイオード交換
・発熱の激しいトランジスタへのヒートシンク取り付け、足延長による移設
・発熱部品近接の電解コンデンサを基板裏面に移設
交換した電解コンは7815入出力部x2、爆熱トランジスタ周辺x4、7812周辺x1の7つのみです。
左右のDCオフセットはアンプ通電後温度が安定してから調整してあります。
上記修理後、他の大幅な変更を加えたGX-500HDとの比較基準機として多少運用したため、100時間程度の通電があります。
箱詰めする前に、デジタル光、RCA-A/RCA-Bでの入力でのスピーカー音出し、ヘッドフォン出力での音出し、ボリュームの実用上問題になるガリの有無、リモコンでのスタンバイON/OFF及びボリューム動作を確認してあります。
今回はちょっと値段が高め設定なので、新品の風量調節可能なUSB電源冷却ファンと、取付用の脚(磁石付き)をおまけにつけます。
中古のリフレッシュ品となりますので、細かい傷やオリジナルとの相違に関して気になる方は入札をお控えいただきますようお願いいたします。
また、動作チェックは入念に行ったつもりではありますが、この製品はメーカー発売から10年以上経過していますので取引後故障が発生しないことは保証いたしかねます。