前身バンド「Judy and the Gents」などを経て、1964年にロサンゼルスで元ルーターズのスコット・エンゲル、ミュージシャンのジョン・ウォーカー(本名 ジョン・ジョゼフ・マウス)、ドラマーのアル・ティニー・シュナイダーの3人で「ウォーカー・ブラザーズ・トリオ」が結成される
[1]。
スコットとジョンのデュオとして
マーキュリー・レコードと契約し、R&B歌手
ユージーン・チャーチのカバー『Pretty Girls Everywhere』でデビューする。メイン・ボーカルはジョンであった。TVショー『Shindig!』やミュージカル・コメディ映画『
踊る太陽(
英語版)』にも出演したが人気は出なかった。
その後、スタンデルズのドラマーのゲイリー・リーズにイギリス行きを説得され、1965年2月にゲイリーを加えてロンドンに拠点を移す。名プロデューサージョニー・フランツに見出され
フィリップス・レコードと契約する。スコットのメイン・ボーカルで吹き込んだ2枚目のシングル『Love Her』が全英20位のヒットを記録し、若い女性ファンを中心に人気を博す。
1966年、『太陽はもう輝かない』が全英1位・全米13位を獲得する。日本でもヒットし、1967年2月に初来日する。その後も『ダンス天国』や日本独自発売の『孤独の太陽』が大ヒットし、
不二家チョコレートのCMに出演するなど日本列島に旋風を巻き起こす。
1968年1月、爆発的な人気だった日本で臨時に再結成をし、
日本武道館などで公演を行う。ちなみに、日本武道館での公演は
ビートルズに次いで2番目である。ライブ・アルバム『イン・ジャパン』発売。
1975年に再結集して、
GTOレコード(
英語版)からアルバム『ノー・リグレッツ』を発売する。翌年シングルカットした『ノー・リグレッツ』が全英7位を記録する
[3]。1978年に最後のスタジオ・アルバムを発売し活動停止する。
A | | Everything Under The Sun = ふたりの太陽 | 3:38 |
B | | I Wanna Know = 君を知りたい | 2:26 |
- Directed By [Accompaniment Directed By] Reg Guest (曲: A, B)
- Liner Notes 北山 幹雄*