アバロンヒル社の『PLATOON』(プラトーン)です。上箱は中央がへこんでおり、スレと痛みがあります。内容物は比較的良好な状態で、ユニットスタンドが入った袋は未開封です。ユニットは切り離し済みで、全て揃っていることを確認済みです。

和訳ルール付きです。基本ルールだけでなく、追加ルールやプレイ例、作戦のヒントなどを収録したバトルマニュアルも全て訳してあります。

このゲームは同名のアカデミー賞受賞映画を元にした、兵士1人単位の戦闘を再現するゲームで、アメリカ軍の各ユニットには映画と同じブラボー小隊の兵士名前が付けられ(能力値もそれぞれ異なります)、シートには映画の写真も使われています(ボックスアートも映画のポスターを元にしています)。
このゲームでは兵士等のカウンターをスタンドに立てて正体が相手プレイヤーに分からないようにしてプレイします。

【おまけ1:Boardgamer誌掲載バリアントシナリオ2種(翻訳)】
このゲームには映画の中で起こった戦闘を再現するシナリオが4つ付属していますが、Boardgamer誌に掲載された追加のバリアントシナリオ2つを翻訳したものをおまけとしてお付けします。

1つ目は、映画中で最も胸を打つシーンを扱ったものです(以下映画のネタバレあり)。
トム・べレンジャー演じるバーンズ軍曹(人間の悪の部分を象徴)は同じ小隊のエリアス軍曹(善の部分を象徴)と激しく対立していましたが、バーンズは戦闘のどさくさに紛れてエリアスを撃ちます。
救援のヘリコプターが地上を離れたそのとき、死んだと思われていたエリアスが北ベトナム兵に追われながらランディング・ゾーンによろめき出てきます。しかし無情にもヘリは飛び去り、エリアスは死にます。このとき天を仰いでエリアスが両手を広げるシーンはこの映画を象徴しています。このシーンにより、オリバー・ストーン監督はこの映画を敵(北ベトナム軍)との戦いとしてでは無く、人間性の中にある善と悪の戦いとして描くことに成功しています。
この場面が映画のポスターに使用されたのもそのためでしょう。

このシナリオはこのとき、ブラボー小隊の一部がエリアスを救出するために離陸せずに留まって戦っていたらどうなったかを再現(?)する仮想シナリオです。

2つ目は「狙撃兵」シナリオです。
WW2でも狙撃兵は活躍しましたが、ベトナム戦争においては主にジャングル戦だったこともあり、両軍ともに狙撃兵を多数投入し、敵を恐怖に陥れました。余談ですがスティーヴン・ハンターの小説「極大射程」の主人公もベトナム帰りの元狙撃兵でしたね。

このシナリオはアメリカ軍と北ベトナム軍のいずれかが狙撃兵(1名)となり、相手方はジャングルを進む1個分隊となります。狙撃兵の隠匿と発見、射程等に関する特別ルールが追加されています。

ちなみにアメリカ軍が狙撃兵側となる際は、バーンズ軍曹のユニットを使用し、基本的な能力値はそのまま使用(射程距離のみ変更して狙撃兵ルールを適用)することになります。バーンズ軍曹を演じたトム・べレンジャーと言えばこれも名作映画『山猫は眠らない』の主役として凄腕のスナイパー(トーマスベケット)役を演じたことでも有名ですから、キャスティング的にもぴったりです。

【おまけ2:Games International誌掲載バリアントシナリオ2種(和訳)】
こちらはGames International誌というかなりマイナーな雑誌に掲載されたシナリオで、野営中のアメリカ軍を北ベトナム軍が襲うシナリオと、道路封鎖しているアメリカ軍を北ベトナム軍が突破しようとするシナリオの2つが含まれています。こちらも翻訳をお付けします。


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